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僕の恋 .01



こんばんは!
Ariaです

夕方に更新しましたお知らせに書きました
連載の第1話です。

楽しんで頂けたら幸いです。















彼女と僕が出会ったのは
まだ小学生だった頃。


昔の彼女は、思えば普通の明るい子だった。
弾ける様な笑顔と、誰とでも仲良く出来るコミュニケーション能力。
自分が間違っていると思った時には大人相手でもきちんと自分の考えを主張出来る。
可愛いと言うよりはカッコイイ子。

いつもママが作ってくれたと話す服は可愛くて
クラス中の女子に羨ましがられてた。

とにかく僕なんて近付けない様な人気者。
それが牧野つくしちゃん。




僕らが中学に上がる前、
突然ウチの経済状況に天変地異が起きた。


それまでずっと平社員だった父の親戚が亡くなり
回り回って財産丸ごと転がり込んで来た。
顔も知らない親戚のお陰で僕は急にお金持ちになって
自分でも理解出来てない間に僕は学校が変わって
つくしちゃんに会えなくなった。




例えお金持ちになっても、僕は普通の人間だし
引っ越した家から1番近い公立の学校で義務教育を受けた。

意外だったのは父の経営能力で
受け継いだ財産を使って興した会社が想像以上に大きくなった事。
多分だけど、運良く父に就いてくれた秘書さんが優秀だっただけだと思う。

とにかくそのせいで
それまで通った学校からまた転校が必要になった先で
あの、牧野つくしちゃんに再会した。





・・・・・




「坊ちゃん。今日からは制服が変わるとお伝えしたでしょう!
ボサッとしてると遅刻しますよ!」


和也 「ごめんねお菊さん。
でも僕、英徳の制服似合ってないと思うんだけど。」


菊 「着なれりゃ自然と似合う様になるものです。
それと!使用人に対して謝罪はいけないとお伝えしたでしょう?
まったく。
青池家は今や大企業の創業家なのですよ?
しゃんとなさい!!」


和也 「ごめんよお菊さ…あ!
また謝っちゃった……」


菊 「もうよろしい。
さ!車を待たせていますから早くしてくださいな。」



青池家で初めての使用人として来てくれたのは
このお菊さん。
なんでも、伝統ある家の乳母として長年勤め上げ
悠々自適に暮らしては見たものの
暇を持て余していたそうだ。


小さな株式会社になり、年々会社が大きくなると家の事に手が回らなくなった両親が
偶々家政婦斡旋会社で知り合い、そのまま専属の住み込み使用人になった。


元居た家がとにかく大変だったらしく
決まりのない青池家の仕事は、例え目を瞑っていても出来る。
と言うのが口癖で
元々家事全般のみだった筈の仕事もどんどんその幅が広がり
和也の身の回り一切の世話をこなしている。




和也の知らない間に増えた資産は
これまた知らない間に企業に変化し
ほんの数年の内に上場企業にまで成長していた。









__ここが…学校?




両親や秘書に勧められるまま
転校が決まり、初登校を迎えた。

学校に行くのに車でなんて信じられなかったが、
家族が心配するのでとりあえず今日は車に乗ったけれど
逆に車じゃなきゃ、入り難かったかもしれない。


目の前に広がる
広大な校舎。

次々に校門に入る高級車。

車からどんなVIPが降りてくるのかと車内から見れば
全員子供だ。





__学校なんだから当たり前だけど。



「坊ちゃん。到着しました。」



もう何ヶ月も前から送迎をお願いする様になり
聞き慣れた筈の運転手の声が耳に入らず
急に開いたドアに驚き
「はっ!」と変な声が出る。


苦笑いで運転手を見れば
同じ様な表情で見下ろす顔が「学校頑張ってください」と言い残し
この異様空間に1人残された。



「とりあえずどうしたらいいんだっけ」



どんな身長の人が使うのか不思議になるくらい高い天井のホールに入ってみても
和也の事を気に留める生徒など1人もいない。
それどころか
キョロキョロと不安げな和也に関わりたくないとばかりに
和也が移動する度に大きなスペースが出来た。




___とにかく探してみるか!





転校初日の登校を心配した母が一緒に行こうかと何度も言ったのを断ってしまったし
とりあえず歩き出した。



「あれ?ちょっと!!!
和也くん?」


和也 「ん?今誰か僕を呼んだ?」


「やっぱり和也くんじゃない?
こんな所でどうしたの?!」


和也 「……もしかしてつくしちゃん?
牧野つくしちゃんだよね?
うわあ!!
久しぶりっ!!!!
つくしちゃんこそここで何してるの?
もしかして英徳の生徒?
すごい!
つくしちゃんもお金持ちになったの?
ってゆうかこの学校広すぎて迷子になってたんだよ〜」



思いがけない再会に
2人は人目をはばからず手を取って喜んだ。

和也は勢いをそのままにつくしを質問攻めにする。



つ 「ちょ、ちょっと落ち着いて和也くん。
迷子って事は今日から英徳に来たって事?
とにかく案内してあげるね!」





つくしの案内で、無事職員室にたどり着いた後
教師に連れて行かれた教室で再度つくしに再会し
涙目になって喜んだ。


つくしは英徳学園高等部の特待生で
その優秀な学力を認められて入学したが
学園内でのその立場は低い。




入学当初から貧乏人と馬鹿にされる毎日。
つくしと同じ様に特待生として入学した一般家庭の生徒は早々に退学しており
現在も残っているのはたった1人。

和也はそんな学園生活を送るつくしを心配したが
本人は学業に専念出来るし
金持ちの坊ちゃんや嬢ちゃんたちと仲良くなろうと思わない。
と楽観的だ。



和也 「つくしちゃんは相変わらずかっこいいね。」



そんな考え方を貫くつくしを和也は尊敬の目を向けるが
本人は至って通常だと言わんばかりに
梅雨時期だと言うのに教室に居ずらくて裏庭で昼食をとる。



つ 「アホな金持ちの言う事をいちいち気にしてたら疲れるだけだし
私は成り行きでこの学園に入学しちゃって後悔した事もあるけど
入学したからには元取らないと!
だから今は勉強最優先!!」


和也 「そうなんだ」


つ 「この学園を卒業して国立の大学を出れば
就職も引く手あまたなんだよ!
このチャンス掴まないとね。」



つくしの母が作った弁当を抱えてガッツポーズを取る姿は
昔と変わらず…それ以上に輝いている様に見えた。



和也 「僕も頑張るね!
それにさ、これからはこの僕を頼ってよ!!
ウチも昔と違って金持ちになったからさ〜
そうだ!今日職員室まで案内してくれたお礼にカフェテリアでお茶でもしない?
ここのカフェテリアすごいんでしょ?」


つ 「私は大丈夫。
和也くん行っておいでよ。
気持ちだけ貰っておくね。
ありがとう」



つくしは少し申し訳なさそうに笑うが
和也はその真意を読み取ったのか否か
そっかじゃあ、僕もここにいるよ!
と楽しそうに昔話を再開した。




・・・・・




「青池くん。
そんな貧乏人と一緒に居ると貧乏が移るぞ?
君んチって青池カンパニーだろ?
成金じゃ仕方ないけど
俺たちみたいな人間と貧乏人とは住む世界が違うんだから
気をつけないと直ぐ貧乏に逆戻りするよ。」



クラスメイトの1人が
転校して来てからつくしにベッタリの和也に対し
馬鹿にした様な発言を投げかけた。

だが和也はそんな発言に対しても
気にしていないのか笑顔でこう答える。



和也 「僕の事気にかけてくれるの?
ありがとう。
でも僕はつくしちゃんの友達だからね。
一緒に居るのは当然でしょ?」



最初は馬鹿にして揶揄っていた生徒たちも
何を言われても動じない和也を気味悪がる様になり
いつしか2人の近くに寄ってくる者も減っていた。



つ 「ごめんね和也くん。
私と一緒に居るから友達が出来ないよね。
私は大丈夫だから、気にしなくていいよ?」


和也 「何言ってんのつくしちゃん
僕らは友達だよ?友達が一緒に居ないなんて可笑しくない?
それにこんな所で出来た友達なんて
どうせろくなもんじゃないし。」



今僕、つくしちゃんぽくなかった?と笑う和也に
つくしもニヒヒと笑ってみせた。





和也くん目線からのスタート
F4登場までまだ時間がかかります(^_^;)
つくしちゃんを愛してやまないAriaの趣味の世界なのでご勘弁を〜

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最後までお読み頂きありがとうございます。
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  • 2019/08/18 (Sun) 21:43
  • REPLY

Aria

く++++ 様

始めてみました(*゚▽゚*)

つくしちゃんのhappyのために…♡
いつもと違う感じで書いてみたかったんです。
楽しんで頂ける様に頑張りまーす(゚∀゚)

  • 2019/08/19 (Mon) 23:38
  • REPLY
Aria