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たまにはこんな夜も .Prologue  【1st anniversary短編】





先日お知らせにて予告しました
1周年記念の短編です。

このお話はプロローグ以外全部Rと言うけしからん内容となっております( ̄◇ ̄;)
R短編の公開時間は夜23時〜 24時間で、その後は鍵付き公開に変更させていただきます。

書き慣れないRなので
色々オカシイかもしれませんが
笑って許してくださいませヾ(・∀・)ノ














T4はその夜
つくしからの「相談したい事がある」と言う連絡があり
久しぶりに集合した。






「つくし。一体どうしたのよ。」
「うん……」




挨拶もそこそこに、自ら用意したのだろう料理がテーブルいっぱいに並ぶ。
結婚後に購入したマンションのペントハウスは、綺麗好きのつくしらしく
いつも通り隅々まで磨かれているが
この部屋の主である夫は出張中であと1週間は不在だ。





「もしかして先輩、愛しの旦那様が不在でお寂しいんですか?」
「え!それなら出張から帰るまで、滋ちゃんがお泊りしてあげようか?
ってか、みんなでお泊りしようよ!!」
「あはは。
この家、無駄に広いからねぇ…
お泊りは大歓迎だよ。」





滋の言葉にケラケラと笑って見せるが、
その顔はどう見ても空元気。
優紀は心配そうに、つくしの顔を見ていた。





「ねぇつくし。
本当の事言いなよ。
つくしはいつもそうやって1人で悩むじゃない。
私たち、心配してるのよ?」
「そうですわ。
心配事や不安があるなら、思い切って仰って下さい!
私たちが何でも受け止めます!」
「もしかして…浮気とか⁈」
「滋さん!余計な事仰らないで下さい。」





桜子に一喝された滋は
冗談だったのに…と呟いてケーキを頬張り
横目でチラチラと3人の顔を見ている。







「あの…ね。
私たちも30歳を越えてさ……
その…変わったと思わない?」
「「「なにが?」」」
「うんとね…えっと……」
「もう!ハッキリ仰らないと怒りますよっ!」






もじもじして言葉が続かない事に焦ったそうな桜子がつくしの顎を摘み
顔を上げさせると
その顔は茹で蛸のように真っ赤に染まっている。






「そんなに怒らないでよ桜子。
だからっ!よ、夜の……体質…とか?」






真っ赤な頰を隠すように手で顔を覆って
勢い良く言葉を出す。






「夜の体質?……30代になって?」
「え?滋ちゃんは何も変わらないよ?」





だがつくしの気持ちを理解したのは
桜子だけだったようで
優紀と滋は不思議そうに首を傾げる。







「そうゆう事ですか…
フフフッ
先輩もやっと一人前の女になったと言う事ですわね。」
「い、一人前って…!
これが普通って事なのかな?
最近お互いに出張とか、すれ違いで会う事も少なくてね。
それまではもう、勘弁してって位だったのが
パッタリと無くなった感じで……
そのせいなのかなとか…思ったりしたんだけど……その……」
「なになに?滋ちゃん分かんないっ!!」







それまで抱え込んで食べていたケーキを放り出して身を乗り出した滋を抑え、
桜子が妖艶な顔で笑って見せる。







「だから、先輩は
ご自身の性欲に戸惑っていらっしゃるんですよ。
女はその喜びを知り、熟成されつつある30歳を過ぎると
ただ受け身だった少女から
本当の意味で大人の女性に変化致しますからね。
性欲もその1つと言う事ですわ。」






ニヒルな笑みにつくしと優紀は頰を染めるが
滋は「なんだーそんな事。」と呟いただけで、意識をケーキに戻してしまった。






「そんな事って!
私こんなの初めてで……
だってね、電話で声を聞いてるだけで
こう……キュッとなったりとか…して…」
「そんなの普通じゃん!
ってか滋ちゃんはいつも彼とシタいと思ってるし。」
「えーーーー!!!」





次々とケーキを頬張る滋の発言に、つくしは思わず声を上げる。







「先輩。滋さんはちょっと違う次元ですから
あまり本気になさらないように。
でもね、性欲は人間の三代欲求の1つ。
無い方がおかしいんですよ。
ね。優紀さんもそう思いますでしょう?」
「そうね。たしかに。」
「優紀もなの⁈
じゃあ私がおかしいんじゃないのかな…」
「優紀さんの意見だと納得されるのは
少し気に入りませんけど……
まぁ悩みがハッキリしたので良しとしますわ。」






さっきまでの笑みから、不満気に鼻を鳴らし
ワインを口に含んだ。





「本当!
解決して良かったよ!!
思い切って相談してスッキリした〜」





スッキリしたらお腹空いちゃった!と笑い
手を付けていなかった料理を漸く口に運ぶ。















「解決は…してないんじゃない?」
「え?滋さん?」
「してませんわね。」
「桜子?」
「してないね。」
「優紀まで!」






いつもより良く出来たはずの
ローストビーフの美味しさが、3人の言葉で急に分からなくなった。





「大事なのは、その欲求を
どう解消するかよ!つくし!!
あんたたちも、もう結婚して何年も経ってるんだし
そろそろマンネリしてるんじゃない?
だからそんな、性欲がムクムク湧いちゃうのよ!」
「たまにはいい事仰いますわね滋さん。
その通りですわ。
その欲求を一夜で解消する方法を
私たちがプロデュースさせて頂きます!!」
「一夜で解消は…流石に難しいかと思うけど
マンネリ解消は必要だと思うよ。」






マンネリ?
もしこのモヤモヤがそのせいなら…
それは解消するべきよね。

つくしは3人の言葉に、真っ赤になって無言で頷き
桜子の作戦に耳を傾けた。










・・・・・










いいですか?
先輩が夜の欲求に不足や不安を感じていると言う事は
旦那様も同じ様に感じていると言う事なのです。
もしかしたら先輩よりも不服を感じているかもしれませんよ?




不敵に笑う桜子に脅され、
彼が帰宅するまでの1週間
身体の隅々まで磨き
滋さんが紹介してくれたお店で
凄くセクシーな下着を買った。
そして彼が、どうすれば喜び
どうすれば互いに満足出来るのか
アドバイスしてもらう。







「明日帰宅されるんですよね?
きっとお疲れでしょうから
先輩。頑張って癒して差し上げて下さいね。」
「でも……疲れてるならゆっくり休んだ方が良いんじゃないかな?」
「何を仰るんですか!
先輩を愛して止まない旦那様が、奥様に癒して貰えたら疲れなんて吹っ飛びますわ。」
「そうなのかな?」
「何度も言いますが、迷いは禁物です。
中途半端な事をするおつもりなら
先にお辞めになった方が良いですわ。」







相変わらず辛辣な桜子の言葉に
耳が痛いけど
これは私が言い出した事。
電話の向こうで
「どうされますか?
お辞めになりますか?」と聞かれ
ゴクリと唾を飲み込み
「辞めない」と答え
私は小さくお腹に力を入れた。






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ま+++様
he++++++様
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いつも読みに来て下さる皆様のお陰で頑張れます!!
これからも宜しくお願いします(´∀`*)
次回は24日の23時に公開します。
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