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アットホームビースト 〜専業主夫司奮闘記〜



こんばんは。

クリスマスコラボヾ(o´∀`o)ノ


昨日公開させて頂いたプロローグ読んでいただけましたでしょうか?
読んでいただいた皆様は、タイトルの『アットホームビースト』の意味を分かってもらえているでしょう((^∀^*))

今夜から公開するお話は、副題として『〜専業主夫司奮闘記〜』を付けました。

私、Ariaが書いたバージョンは
以前何度か書かせて頂いた、双子ちゃんのお話で
前後編の予定です。
司くんの頑張りを一緒に見守りましょう♪









何も態々マンションに引っ越す必要なんて
あったんですかい?



「煩え!これは俺のミッションだ。
それにタマと話した事がバレて、俺が不正したと思われたらどうすんだよ」

「でもお嬢様と坊ちゃんはお父様に似て寝起きが悪いですからねぇ
遅刻でもしないかと確認はしないと。
それと朝食は………」












昨夜遅く、子供たちを寝かしつけたつくしは
元々決まっていた出張へ出かけた。
帰宅予定は1週間後。
1泊以上の出張に子供たちを連れて行かない事は初めてで
子供たちにはしっかり言い聞かせたつもりだが
分かっているのかいないのか。

専業主夫業を完璧に遂行するために用意したマンションに引っ越し
テンションが上がっているのか
昨日は中々寝ずに苦労した。















1週間の専業主夫期間、司は完全に仕事から離れ
家の事だけをする。
つくしが作ったスケジュールだけをすれば
それでいいのだ。
いつもなら執務室で2冊目の新聞に手を伸ばすこの時間に
家で電話をしているなんて
専業主夫ってものはどれだけ暇なんだ。











煩いタマの電話を切り、冬のスッキリとした空を見上げていると
セットしておいたタイマーが鳴った。




AM7:00 子供たちを起こし、身支度をさせる。

AM8:30 朝食を食べさせる

AM9:00 幼稚舎へ




子供たちの世話でやる事はたったこれだけか。
余裕だな……


だいたい、あんぐらいの事
大騒ぎする様な話かよ。

くだらん裁判ごっこの判決が出された時
あいつらや子供らまでギョッとした顔しやがって。
姉ちゃんやババァは子供たちが心配だからマンションへは1人で引越せと最後までごねていた。










「おい。朝だぞ。」
「「………」」
「起きる時間だ」
「「………」」
「聞こえないのか?
起きないと幼稚舎に遅れるぞ!」
「「………」」
「お前ら‼︎起きろっ!」
「「………」」











自分で見てもそっくりな癖毛の2人はダブルベッドに埋まる様に眠ったまま寝息を立てている。
自慢じゃねえがこいつらは家庭教師も驚く程優秀だ。
語学だけじゃなく、他の勉強も運動神経だって良い。
しかも見た目も性格も最高ときた。
誰に似たんだかとつくしは笑うが、お前に似たに決まってる。


…………つくしはそろそろNYの邸に着いただろうか。
1人の出張は久しぶりだから、寂しがってるかもな
あとで電話してやろう。
















RRRRR………




リビングの方から携帯の呼び出し音が聞こえて来た。
俺が考えたタイミングで電話して来たのかよ
つくしのやつ。
俺が恋しいなら一緒に行こうって素直に言えってんだ。





「つくし。もう俺に会いたくなったのかよ。
まったく……寂しいならそう…」










『社長。家事のお手伝いはさせて頂きますが
奥様の代理は致しかねます。』
「西田!テメェこの忙しい時に何電話なんかして来るんだよ!!」
『お忙しいのは承知しておりますが、英徳幼稚舎より登園時間を過ぎてもいらっしゃらないと連絡が入りましたので
お子様に何か起きたのではないかと思い
確認の電話をさせて頂きました。』
「何も起きてねえよ!
誰も起きてねえし……」
『え?今何と?
お迎えにあがりますか?それともお手伝いが必要であればお伺いします。』
「はっ!俺がお前に手伝って欲しいだと?
お前の様な鉄仮面が寝起きに現れたら、子供が驚くだろうが!」
『(お子様はまだ起きていないって事か。)
では本日は登園されない。と言う事でよろしいですか?
連絡を下さった教諭の方から、今日は午前のみの保育だと伺いましたから
ですが宜しいのでしょうか?
ご病気でもないのにお休みされる事が奥様に知れれば、大変悲しまれるかと』
「………こい」
『かしこまりました』

















「彩葉、今日はお休みしたらいいと思う。
行ってもすぐにお帰りの時間じゃない?
ねぇパパ?」
「いろちゃん、元気なのにお休みしたらママが悲しむよ?」
「蒼は黙っててっ!……パパいいでしょう?」


電話の後すぐに現れた西田は、これまでいくら声を掛けても起きなかった子供たちを
あっと言う間に着替えさせ朝食の席に着かせた。
つくしの不在に少し寂しげにしている蒼は、西田の登場に驚き愚図る事も忘れた様だ。
その反面、彩葉は起きてしまえばケロリとしたもの。
あれこれ司に話しかけながら食事を進める。


司は彩葉の話に返事をするでもなく、子供たちが食事をする様子を見ながら
少し視線を落とすと、テーブルに着いていた腕を組んだ。


「ねえパパ聞いてる?」
「お嬢様、坊ちゃん。そろそろお支度を進めませんと。
本当に登園前に本日の保育が終了してしまいます。」


西田の言葉に、懸命なアピールを諦めたのか
彩葉は蒼に手を取られてテーブルから離れた。


「待て。
今日は幼稚舎は休め。」
「「ほんとう??」」
「ですが社長……」
「我が家は今日から冬休みだ!
そして今日から、お前たちにミッションを授ける。
つくしが帰るのは1週間後。
クリスマスの夜だ。
その晩、最高のパーティーを開くぞ。」














いきなり勝手に冬休み宣言w
次回の公開は25日0時の予定です。
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